1962-12-10 第42回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第1号
○周東委員 御異議なしと認めます。よって、上林山榮吉君が委員長に御当選になられました。(拍手) 委員長上林山榮吉君に本席を譲ります。 〔上林山委員長、委員長席に着く〕
○周東委員 御異議なしと認めます。よって、上林山榮吉君が委員長に御当選になられました。(拍手) 委員長上林山榮吉君に本席を譲ります。 〔上林山委員長、委員長席に着く〕
○周東委員 これより会議を開きます。 私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。 これより委員長の互選を行ないます。
○国務大臣(周東英雄君) これは簡単に言えば、去年、おととしと過去二カ年において大へん各方面の方々、農業者の団体、農業者の代表の方々、学識経験者を入れて苦労して作ったもので、米価の算定方式が御承知の通り生産費及び所得補償方式によるということになっております。従って、その方針は堅持しつつ、同じく生産費及び所得補償方式をとると申しましても、農民団体等の方々のお示しの額との相違があります。その相違点はどこにあるかということは
○国務大臣(周東英雄君) 御質問の三十五年植付の麦に当たって、政府の指導といいますか――に基づいて転作されたというものに対して、処置をどうするかというお尋ねですが、これはあの勧告、指示といいますか、通牒の面から見ますると、別にこれに対しては、先国会に出しました内容の、転作農家に対して交付金を交付するというようなことは、予算上もその通りの内容にもなっておりません。これは率直に文章をそのように私は読みましたが
○国務大臣(周東英雄君) この点は、従来通り買い上げる方針を答弁をあのときにもいたしておりまして、至急にその検査等を進め、買い上げの必要措置も講ずるように準備を進めております。
○国務大臣(周東英雄君) 御趣旨の点につきましては、中央災害対策協議会に問題として持ち出しまして研究をさせたいと思います。
○国務大臣(周東英雄君) まことに今度の災害に対しては、災害地の方々に対して非常にお気の毒に思っております。政府といたしましては、実は昨日直ちに次官会議等を開き、各省から情報を一応集まったところを持ち寄りまして、検討いたしました。一昨日の状況におきましては、比較的範囲は広いのです。がしかし、被害の額といいますか、状況は非常に今までに比べまして小さいような形でありまして、その関係上、さしあたって中央災害対策協議会
○周東国務大臣 いや、よくわかりました。先ほどそれで私はあなたのお尋ねに対してお答えをしておるのです。だから、今までは肥料としては入らなかったかもしれぬけれども、今後日進月歩出てくるものを考えて、それは狭い意味における肥料に入らなくても、広義の肥料の中に入れる方がよろしいか、あるいは肥料というものの範疇から外にして別個の取り締まりにするか、いずれにしても大きな立場で検討して考えますと、先ほど申し上げたわけです
○周東国務大臣 私は、今取り締まりの対象にしたものをいかがわしいと申しているのではないのです。あなたが将来の問題についてどう考えるかということをおっしゃっておりますから、現在のものはすでに科学的にある程度の結論を得たゆえにこれを取り締まりの対象にしている、しかし、将来も、実際上としては、肥料としてでなくても、肥効を高めるとか土壌の分解をよくするとか、いろいろな化学的薬品等も出て参りましょう。しかし、
○周東国務大臣 この肥料取締法等に関しましては、川俣さんの御指摘のように、日進月歩の変化をして、薬品といいますか、あるいは肥料の成分を高めるための薬剤とか、あるいは土壌を分解して肥料を吸収しやすくするための薬品、こういうものもだんだん出て、従来の肥料というものの概念を広めるのがいいか、また、それは別個の取り扱いとして、やはり、生産に影響を及ぼすものとして、農家には損を与えないように有効なものとして取
○国務大臣(周東英雄君) わかりやすく農民に徹底するように、具体的の話をしてくれということであります。その点について、まず肥料が出ました。どういうふうにして安い肥料をやるかということであります。ただいま私は通産当局とも連絡いたしまして、低コスト生産をなす工場を優先的に合理化を促進して、より安い肥料を供給することの計画を進めております。 第二の飼料の問題であります。これは確かに一時三月ごろに上がりましたが
○国務大臣(周東英雄君) 衆議院の御決議をいただいたのは、そういう御決議でありますので、私どもはその趣旨を尊重して善処すると、こうお答えをいたしておるわけでございます。
○国務大臣(周東英雄君) 韓国ノリ輸入に関してのお尋ねは、まことに私はごもっともな御意見だと思います。がしかし、今日国内のノリが値下がりをいたしておりますことは御指摘の通りでありますが、これは最近における急速な内地ノリ増産による影響がかなり多いのであります。御承知の通り、一昨年に比して昨年は七、八億枚増加、さらに本年はその上五、六億増加して、昨年に比べますと約十三億枚というような増加になっております
○国務大臣(周東英雄君) ただいま当委員会におきまして御決議をいただきました事柄に対しましては、その決議の趣旨を尊重しまして、今後の農業基本法推進に対しまして、十分努力いたすつもりでございます。 —————————————
○周東国務大臣 ただいま議題となっております両法案に対する附帯決議に対しましては、国の財政事情等も考慮いたしまして、十分勘案の上、極力御趣旨に沿うように努力いたすつもりであります。(拍手)
○周東国務大臣 さようでございます。
○周東国務大臣 ただいま国会に提案しております大豆に関する法案、これを通していただきますことによりまして、大豆に対する保護をいたす考えでございます。三十五年産大豆の価格に関してのお尋ねと思いますが、これに関しましては従来のいろいろの経緯がございますので、これは農家手取り三千二百円ということになるように処置をいたすつもりでございます。三十六年産につきましては、これは現在予算価格としては大体三千二十円を
○国務大臣(周東英雄君) 見ておりますが、通達は見ております。それは創設資金と維持資金と書き分けておりまして、維持資金については、その小さい農家はもちろん入る、融通するということは当然であります。それからさらに、これが運用にありましては、たびたび国会においても述べておりますように、できれば小さい現在所有反別のものをよけいにするようにして、自立農家の基盤を大きくするということが一つの目標であります。小
○国務大臣(周東英雄君) これは亀田さん御指摘のように、酪農問題について、その乳の売られ方というものにつきまして、私は各地方においても非常に事情が違う。北海道で売られておる乳、東京近郊で売られておる乳、大阪近郊で売られておる乳、これみなそれぞれ違っております。私は、あなたの御指摘のように、あまりにも農民から渡されている価格が、四円五十銭、あるいは五円十銭というように違っております。それで渡しているが
○国務大臣(周東英雄君) ちょっと補足いたしますが、総理のお答えをいたしておりますのは、十一条にはむしろ所得の確保ということを書かない方がいいと、こういうことであります。それを所得の確保は、価格の問題だけで所得が確保されるのでなくて、所得を確保するためには生産性の向上とか、あるいは技術の向上、近代化というようなもの、あらゆるものを含んで所得が増加されることになる。そこで、価格だけで所得の確保がはかられるの
○周東国務大臣 魚価の安定に関してただいま提出いたしております法律だけでは不十分ではないか、もっと根本的に広い立場で魚価安定方策を立てるべきである、どう考えるかというお尋ねであります。私もその点は同感でありまして、さしあたって大衆魚に関して本国会においては二法案を出して御承認を求めておりますが、根本におきまして、次の機会には、漁業基本法とでも申すもの、これは名前はそういうことに限りませんが、そういうものの
○周東国務大臣 お話の点は全く同感です。松田さんはこの前の委員会においでになりませんでしたが、私がそのとき答弁いたしておりますのは、これだけの生産があがって生産者の価格が落ちる、しかも消費者の方面に売られた価格はちっとも下がらない、この矛盾は非常に大きいじゃないか、これだけ生産があがるなら、当然並行してノリの販売・取引方法等も考える必要があろう、そのことは、松田さん御指摘のように、価格についても安定
○国務大臣(周東英雄君) 今のあなたの言われたこと、私はちゃんと聞いてるんですよ。埼玉県でも一人々々耕耘機持っていて耕耘機貧乏やってますから、もっと安い金融して下さいというようなことで、そこで一人々々が持たないで、それでは五、六人あるいは農業協同組合の共同施設でもって使うように進めないかと、こう言ってるわけです。だから今お話しの点は、山形のそれは知りませんけれども、そういう場合に耕耘機を共同で持って
○国務大臣(周東英雄君) いろいろと実際についての御意見でありますが、まだ私はその時期でないと思います。というのは、私は、所により、地方により、あるいは業態内容によって、農業者が家族経営をやっておって、それをまた発展させるために、さらに協同組織による機械の共同その他によってより高い生産性を上げ、より高い生産をふやすということにするについては、これはちっとも異議はないのですよ。これははっきりと申し上げて
○国務大臣(周東英雄君) ただいま大沢審議官からお答えしておった通りでありまして、どうも話が食い違っているようなんですけれども、あなたのお話でありますると、二町五反では将来まただめになるんじゃないか、家族経営、自立経営農家というものでは、二町五反で先どまりになりはしないかというお話しですけれども、私どもが再三ここで申し上げておりますように、自立経営を中心として家族経営でやることが、現在少なくとも大部分
○国務大臣(周東英雄君) お話の点ごもっともであります。私の方は農業基本法の第二条第八号等に書いてありますように、現在経済の成長の非常に著しい中にあって、農業労働人口がその方に移動しております現状を正しく認識していって、その移動する人口に対しては、よりよき職場をささえられるように職業の訓練、あるいは職業の紹介をやっていくという考えでおるのでありまして、今後この問題に関しましては、関係省である労働省とも
○国務大臣(周東英雄君) 私はそういうふうな考え方、指導はよくないと思うのです。私は今お話のように、農民の手取りをよけいにしてやる、高く売れさえすればいいじゃないかというようにも承りますが私は農地を売ってしまうという場合は、すでに農民じゃないのですからね。それはできるだけ転廃業をする場合に、所得をよくしてやるということで、よけい売れるということはよいのですけれども、ただそれを高く売らせなければ売っていこうとする
○国務大臣(周東英雄君) これは特に農地が旧地主等から農地改革によって小作農に売り渡されたというような場合、特に今のような節が多いと思う。自分らは安く売った、ところがこれがだいぶ高く何百倍にも売られる、そういう問題はおかしいのじゃないかということもいろいろある。それに関連して、あのときの取引価格が安かったとかいうようなことで出ているのが批判の大きな点であります。もう一つは、かくのごとき形の農地を、とにかく
○国務大臣(周東英雄君) この点はお話の点でもっともだと思います。ただ、私は今管理部長が言ったことにも理由はあると思うのは、二面農地に関する固定資産税等の土地の評価ですね。これは絶対に農地価格の時価でやっちゃ困るということはあなたの方からも陳情があるし、むしろ収益で見る、こういうことがいいと思うわけです。これを売るときは、そんな価格じゃない、工場用地なんかに売れば高くなるというように、農地の価格はそうなんだというふうなことに
○周東国務大臣 この点は、私ども、次の段階では、漁業に関する基本法とでも申しますか、これをぜひとも考えたいと思います。この魚価安定基金法案なり漁業生産調整組合法案というものは一つの先行した制度ですが、漁業全体に関する基本政策を考えたいと思います。これはこの前の委員会でも私はこの席で申し上げたと思います。これは国会が済んだら取り組んで基本法の制定にかかりたい。この中には、漁業というものと農業というものの
○周東国務大臣 私も抽象的にはあなたの御議論に必ずしも反対しないと申し上げたのは、これは、魚というものと、農産物、穀物というようなものとはよほど違うんですね。農産物自体もほかの工業生産品と比べて耐久性の少ないものですが、それ以上に腐敗性の強い魚、しかも、その魚の中で、一ぺんに一時期にたくさんとれて、そうして、価格については、普通の状態を保ってもなかなか高級魚とは違っている形、こういうものであります。
○周東国務大臣 私は、湯山さんの御議論は抽象的にはけっこうだと思います。ほんとうに積極的に魚をよけいとって、それがむだな経費を使わないで、経費を差し引いても利益が非常にあがるということにするのがいいと思います。しかし、御承知のように、今度こういう法律を出したのは、サンマのようなものは、とれるときにはとれといって倍以上もとったら、市場価格は二、三割になってしまう、半額以下になるというような場合が多いのですね
○国務大臣(周東英雄君) お答えをいたします。 公団の設立によって農業水利が侵されないかというお尋ねであります。本法律によって公団ができて、公団の事業としてできた施設を利用して、工業用水、あるいは灌漑用水、あるいは上水等を新たに利用しようとする者は、従来通り、やはり都道府県知事の許可を要することになっておる。しかし、その際におきまして、都道府県知事は、従来からある水利権、ことに慣行水利権というようなものを
○国務大臣(周東英雄君) 私に対するお尋ねの第一は、水源涵養の問題と砂防関係についてであります。御指摘のように、このたびの法律の目的は緊急の用水対策に限られておりますので、その中には、なるほど計画にも、公団の事業内容としても、治山問題が入っておりません。しかしながら、御承知のように治山砂防事業というものは、単に災害防除のためにあるだけでなくて、長期の水源涵養並びにダムの埋没防止等の目的をもって今日までやられて
○国務大臣(周東英雄君) 御指摘のように、他の物価に比較して非常な値上がりをしたものが、ずっと極端に下がるというふうなことも考えられないと思うのです。しかし、この状態を、先ほど申しましたような関係においての供給力の増加を一面にはかりつつ、木材価格の将来に向かっての安定をさせるということが一つの目的になると私は思いますね。今日まで諸物価に比較して高かったのは、戦後における建築というものの非常なやらなければならぬ
○国務大臣(周東英雄君) 御指摘のように、最近一、二年の間木材価格の上昇は他物価に比較して多いということはお話の通りです。ことに、たしか昭和三十四年から三十五年の間にかけて六・二%上がっておるという格好です。これはひとえに、需要というものの伸びが著しいために、供給がこれに伴っていないということの関係が大きな点であります。これに対しまして、最近三十六年に入りまして、三月、四月の上旬ぐらいまでは同じ格好
○国務大臣(周東英雄君) 林業政策の基本は何かというお尋ねですが、第一には、今日における産業経済の規模に応じつつ森林資源といいますかを供給する、ざっくばらんにいえば、木林資源を供給するために生産の増をはかるということが一つであります。しかしながら、山に関しましては、当然その持つ治水上の関係からいいますと、伐採等に関しましては十分に林力を保続しつつ治山治水の面において欠くることのないように指導していかなければなりません
○周東国務大臣 私は、先ほど申し上げましたように、韓国ノリの輸入ということによって補償の措置を講ずるのかというお尋ねには、すぐにはそうは参らぬと思うのです。これは、韓国ノリの輸入の前に、私どもお互いにいろいろ研究し合って参りました中で、ノリのごとき、二年のうちに一ぺんに五割も増産されるという状況が消費に合っていないということです。その点については、先ほど申し上げましたように、ある意味においては、消費者価格
○周東国務大臣 国内におけるノリの生産事情が非常に変わっておりますし、一部に国際関係も考えてもう少しふやせぬかという話もありますが、大体、今通産省からも答弁いたしたように、本年は一億のワク内で処理いたしたい、かように考えておる次第であります。
○周東国務大臣 ノリの生産がこの一両年に急激な増加を見ましたことは、一面におきまして私ども大へん喜びにたえないことであります。その結果国内における生産者が問屋その他の方へ売る価格が半分近くに落ちてきたという問題に対して、私どもは、今後とも韓国ノリの輸入問題のあるなしにかかわらず考えてみなければならぬ。御承知でございましょうけれども、今生産者価格は大へん落ちておるけれども、消費者価格はちっともこれによって
○国務大臣(周東英雄君) お答えをいたします。 第一の点につきましては、ただいま総理から答弁をいたしました通り、協議会の答申は十分尊重して、その意見の大部分を取り入れて本案を制定いたしておりますことを申し上げます。 それから、第二点は、共済組合連合会を残した理由というお話でありますが、これにつきましては、答申の中にもありましたし、また、農家の希望する最末端の町村単位の共済組合に自主性を持たせ、そこに
○国務大臣(周東英雄君) 農業災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨の御説明をいたします。 現行農業災害補償制度は、その実施以来、数次の改正を加えつつ、すでに十数年を経過しておりますが、その間に、この制度が災害対策として農業経営の安定に多大の寄与をして参りましたことは、周知の通りであります。しかしながら、最近におきましては、農業技術の進歩と生産基盤の整備によって農業災害の発生の態様
○国務大臣(周東英雄君) お尋ねの点については、今までも時おりお話を申し上げているように、御指摘のような場合があると思います。そして従来から持っておるのはとっておきたい、そして自分で耕したい、そして新たに造成されておる所へ、たとえば酪農畜産の経営を一緒にやりたいという希望があるということを私も聞いております。で、従来ときどき言っておるように、そういうふうな場所に新しい草地、牧野というものを造成していく
○国務大臣(周東英雄君) ちょっと訂正しておきますが、先ほど酪農製品について関税を三五%ないしと言ったように思いますが、四五%のこれは誤りでございまして、現在三五%であるのを四五%に引き上げたのであります。
○国務大臣(周東英雄君) お尋ねの点ごもっともであります。私どもはこの貿易政策におきましても、われわれがこれから奨励していき、計画的に進めようとする酪農製品等につきましては、当分自由化は行なわないという立場で今日進んでおりまするし、その反面、ただいまお話しになりましたような酪農関係に対する関税の問題に関しては関税率を引き上げる・三五%ないし四五%という格好で保護しようとしておりますし、さらに国内における
○国務大臣(周東英雄君) 愛知用水公団と水資源公団との関係についてお尋ねでありますが、ただいま企画庁長官からお答えがありましたことで大体尽きております。ただ、愛知用水公団の事業は一応近く完了いたします。しかし、ただいま国会で御審議を願っておりまする愛知用水公団法の一部改正法律案が成立いたしますと、豊川用水事業に直ちに取り組むことになるわけであります。豊川用水事業というものは、すでに工事を開始いたしておりますので